ミリ波の5Gにも対応したInseego 5G MiFi M2000を発表
- 2020年09月10日
- その他モバイル端末
米国のInseegoはNR/LTE/W-CDMA端末「Inseego 5G MiFi M2000」を発表した。
第5世代移動通信システム(5G)に対応したモバイル無線LANルータである。
通信モデムはQualcomm Snapdragon X55 5G Modem-RF Systemを搭載する。
ディスプレイは約2.4インチでカラー表示およびタッチパネルに対応し、各種操作や各種状態の表示を行える。
通信方式はNR/LTE/W-CDMA方式に対応している。
5GのNR方式の周波数はサブ6GHz帯のFR1とミリ波(mmWave)のFR2に対応しており、FR1では4×4 MIMOおよび256QAM、FR2では2×2 MIMOおよび64QAMの利用が可能で、通信速度はFR1で1Gbps以上、FR2で2Gbps以上を実現する。
ソフトウェアのアップデートを通じてNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式の周波数を動的に共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)に対応する予定である。
SIMカードはシングルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズとなる。
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz)にも対応している。
最大同時接続台数は有線が1台、無線LANが30台となっている。
電池パックは取り外しが可能なリチウムイオン電池で、容量は3500mAhである。
充電端子は表裏の区別が不要なUSB Type-Cを採用しており、外部機器に対する給電にも対応する。
設計および開発は米国で行い、独自のアンテナ設計技術が適用されている。
北米、アジア、大洋州、欧州、中東、アフリカの一部で移動体通信事業者(MNO)を通じて発売する予定である。
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