日本向けにミリ波の5Gに対応したInseego 5G MiFi M2000の販売を検討か
- 2020年09月13日
- その他モバイル端末
米国のInseegoはモバイル無線LANルータ「Inseego 5G MiFi M2000」を日本向けに販売することを検討している可能性が浮上した。
Inseego 5G MiFi M2000の発表に伴い仕様表を公開しており、対応する言語として英語、フランス語、ドイツ語、日本語、ノルウェー語、スペイン語が記載されている。
また、認証の項目にはFCC、IC、RCM、CE、GCF、MIC、PTCRB、CRA Type Approvalと記載されていることが確認できる。
FCCは米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission)の略称、ICはカナダのイノベーション・科学・経済開発省(Innovation, Science and Economic Development Canada:ISED)の前身であるカナダ産業省(Industry Canada)の略称、RCMは豪州の豪州通信メディア庁(Australian Communications and Media Authority:ACMA)が管理する豪州およびニュージーランド向けのRegulatory Compliance Markの略称、CEはフランス語のConformite Europeenneに由来する欧州連合(European Union:EU)の加盟国の安全基準、MICは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications)の英文略称、CRA Type Approvalはカタールの通信規制庁(Communications Regulatory Authority:CRA)による型式認証である。
それぞれ米国、カナダ、豪州およびニュージーランド、欧州連合、日本、カタールの規制当局の認証となる。
なお、GCFは英国のGlobal Certification Forumの略称で、PTCRBは米国のCTIAが管理しており、いずれも標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定された標準仕様に準拠した試験を実施して相互接続性を確認する認証機関であるため、各規制当局の認証機関ではない。
Inseego 5G MiFi M2000は日本語に対応するうえに、日本の認証の取得を視野に入れているため、日本向けに販売することを検討している可能性がある。
第5世代移動通信システム(5G)に対応したモバイル無線LANルータで、5GのNR方式はサブ6GHz帯とミリ波(mmWave)の周波数に対応する。
北米、アジア、大洋州、欧州、中東、アフリカの一部で移動体通信事業者(MNO)を通じて発売する計画を公表しており、5Gを商用化した各地の移動体通信事業者と取り扱いに関して協議を進めていると思われる。
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