チェコのO2 Czech Republicが5Gサービスを開始、チェコ初の5Gに
- 2020年09月10日
- 海外携帯電話
チェコの移動体通信事業者(MNO)であるO2 Czech Republicは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはチェコの首都・プラハおよびコリーンの中心部が5Gサービスの提供エリアとなる。
通信速度は下りが約600Mbpsで、上りが約100Mbpsとなっている。
5Gサービスを利用するためには、指定の料金プランに加入したうえで、ウェブサイトまたはアプリケーションを通じて5Gの有効化を行う必要がある。
5Gサービスに対応した端末として複数のスマートフォンを用意しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40およびHUAWEI P40 Pro、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20+ 5GおよびSamsung Galaxy S20 Ultra 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10およびXiaomi Mi 10 Proを取り扱う。
また、Samsung Electronics製のSamsung Galaxy A51 5Gも取り扱うが、Samsung Galaxy A51 5GはSamsung Electronicsが提供する予定のソフトウェアのアップデートを通じて5Gサービスに対応する予定である。
チェコでは5G向け周波数として700MHz帯と3.5GHz帯を割当するための作業が進められているが、O2 Czech Republicは第4世代移動通信システム(4G)向け周波数として取得した3.5GHz帯を使用して早期に5Gサービスを導入した。
NR BandはFR1のn78で、世界で最も導入事例が多いNR Bandとなる。
これまでに、チェコの移動体通信事業者は5Gサービスを商用化しておらず、O2 Czech Republicはチェコで初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となった。
なお、O2のブランドはスペインのTelefonicaが保有しているが、O2 Czech Republicはブランドライセンス契約に基づきO2として展開する。
2013年にオランダのPPF GroupがTelefonicaからO2 Czech Republicを取得し、それと同時に最大で4年間のブランドライセンス契約を締結した。
ただ、2017年に2022年まで延長することで合意に達しており、さらに2027年まで追加で5年間の延長も可能としている。
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