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マカオ当局、2020年8月の携帯電話加入件数を公表



マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を管轄する郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における2020年8月末時点の電気通信分野の統計資料を発表した。

携帯電話サービスの加入件数が判明している。

2020年8月末時点で携帯電話サービスの加入件数は1,638,576件で、前月末の1,665,466件から減少しており、2019年12月をピークに減少傾向となっている。

マカオ特別行政区の人口は2020年6月末時点の統計情報では約685,400人であるため、おおよその単純計算の人口普及率は約239.07%となる。

マカオ特別行政区ではSIMカードの自動販売機を通じてマカオ特別行政区境外からの訪問者が容易にSIMカードを購入できた。

このような背景から短期利用の目的でSIMカードを購入し、離澳後に使われていない回線まで携帯電話サービスの加入件数に含まれ、単純計算の人口普及率は高くなっていた。

しかし、SIMカードの利用に実名登録を義務化したほか、大幅な入境制限を受けてSIMカードの新規販売の需要が低下し、加入件数が大幅に減少している。

マカオ特別行政区の制度や今般の状況を考慮すると、当面は加入件数の減少傾向が続くと思われる。

携帯電話サービスの契約種別の内訳も判明しており、第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド回線は35,054件、3Gのプリペイド回線は18,250件、LTEのポストペイド回線は785,531件、LTEのプリペイド回線は799,741件となった。

LTEのプリペイド回線は減少に転じてから初めて80万件を下回った。

なお、3GにはW-CDMA方式およびCDMA2000方式を含み、LTEはそのままLTE方式を示す。

統計資料ではLTE方式を第4世代移動通信システム(4G)と記載せずにLTEと表記しているため、統計資料に記載の通り表記している。

すべての携帯電話サービスの加入件数のうち、支払方式別ではポストペイド回線が820,585件で約50.08%、プリペイド回線が817,991件で約49.92%で、通信方式別では3Gが53,304件で約3.25%、LTEが1,585,272件で約96.75%となる。

マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)はCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))で、この4社が集計の対象である。

マカオ特別行政区の移動体通信事業者は第5世代移動通信システム(5G)を導入していないが、一部の移動体通信事業者は準備を進めている。

郵電局

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