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楽天モバイル、5Gサービスを商用化



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。

2020年9月30日の15時30分より5Gサービスの提供を開始している。

当初、Rakuten Mobileは2020年6月に5Gサービスを商用化する計画を示しており、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)に提出した開設計画でもサブ6GHz帯の3.7GHz帯およびミリ波(mmWave)の28GHz帯を使用して2020年6月に5Gサービスの提供を開始すると記していた。

しかし、2020年5月15日付けで5Gサービスの商用化の延期に関して発表しており、3ヶ月をめどに延期する見通しと案内した。

その後、Rakuten Mobileの親会社であるRakuten (楽天)は2020年第2四半期の決算説明会において、2020年9月末にRakuten Mobileが5Gサービスを商用化する計画を明らかにした。

Rakuten Mobileは2020年9月30日に楽天モバイル 5Gプレスカンファレンスと題して発表会を開催し、2020年9月30日の15時30分より5Gサービスを商用化することになった。

5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。

5G向け周波数としては総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より3.7GHz帯の100MHz幅および28GHz帯の400MHz幅の割当を受けており、3.7GHz帯と28GHz帯でNR方式を運用している。

NR方式の周波数はNR Bandとして定義されており、Rakuten Mobileが導入するNR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となる。

基地局の無線子局のベンダも公表しており、n77はNEC Corporation、n257は米国のAirspan Networksより調達する。

n77に対応した基地局の無線子局はRakuten MobileとNEC Corporationが提携して開発し、福島県内の工場で製造する日本製となっている。

これまでに、日本ではNTT DOCOMOが2020年3月25日、auを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が2020年3月26日、SoftBankが2020年3月27日に5Gサービスを商用化した。

そのため、Rakuten Mobileが5Gサービスを商用化したことで、日本で自ら基地局を整備する移動体通信事業者(MNO)として事業を行う携帯電話事業者は全社が5Gサービスを導入したことになる。

Rakuten Mobile

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