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NTTドコモ向けミリ波5G対応スマホGalaxy Note20 Ultra 5G SC-53Aが技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

NTT DOCOMO向けの韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SC-53A」が2020年7月17日および2020年8月27日付けでTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は005-102483。

モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 4500(n79)/3500(n78) MHz, NR (FR2, TDD) 28000(n257) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 1500(B21)/800(B19)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/800(VI/XIX) MHzで認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、超広帯域無線(UWB)の周波数でも認証を通過している。

SC-53Aは未発表端末の型番である。

型番規則よりNTT DOCOMO向けとなることが分かる。

NTT DOCOMOが提供する第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスに対応しており、ミリ波のn257も利用できる。

工事設計認証は2度も通過しているが、工事設計認証番号は変更していない。

2度目の認証ではサブ6GHz帯のNR方式に限定して通過しており、n79の周波数範囲を1度目の4500~4600MHzから4500-4900MHzに拡張した。

当初、n79はNTT DOCOMOが運用する周波数範囲に限定して認証を受けていたが、総務省がローカル5G向けに割当する予定の周波数範囲を追加して認証を受けたことになる。

これまでに、SC-53Aは米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過しているため、SC-53Aの存在はすでに判明していた。

連邦通信委員会ではSC-53AはSCG06と同一機器として認証を受けており、SCG06はすでにKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)よりGalaxy Note20 Ultra 5G SCG06として正式に発表されている。

そのため、公的な認証機関で公開された情報や公式に発表された情報からSC-53AはGalaxy Note20 Ultra 5G SC-53Aとして発表されると推測することができる。

総務省 電波利用ホームページ

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