韓国のSK Telecomが2020年Q3の業績を発表、5Gは400万件を超える
- 2020年11月08日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2020年第3四半期の業績を発表した。
2020年9月30日に終了した3ヶ月間となる2020年第3四半期の連結売上高は前年同期比3.7%増の4兆7,308億韓国ウォン(約4,362億6,056万円)、EBITDAは前年同期比7.0%増の1兆3,961億韓国ウォン(約1,287億4,427万円)、当期純利益は前年同期比44.2%増の3,957億韓国ウォン(約364億8,900万円)となった。
2020年第3四半期は前年同期比ですべての事業分野で堅調に成長したという。
業績の発表に伴い事業分野別の業績も公表している。
移動体通信分野の売上高は前年同期比1.0%増の2兆9,406億韓国ウォン(約2,711億8,229万円)となり、移動体通信分野は全体の62.2%を占めた。
SK Telecomの業績報告における事業分野区分を基準とすると、依然として移動体通信分野はSK Telecomにとって最大の事業である。
SK Telecomは移動体通信分野以外の事業を新事業として位置付け、新事業の拡大を推進する方針を示している。
2020年第3四半期は新事業の成長が顕著でSK Telecomを支えたという。
また、2020年第3四半期末時点の事業データも判明した。
移動体通信サービスの加入件数総数は前年同期比0.6%増の3,144万件で、前期からは変動がない。
移動体通信サービスの加入件数総数のうち第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を利用できる5G契約の加入件数は前年同期比177.4%増の426万2,000件、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を利用できるLTE契約の加入件数は前年同期比3.7%減の2,323万件で、移動体通信サービスの加入件数総数で占める比率はそれぞれ13.6%と73.9%である。
なお、5G契約の加入件数は2020年第3四半期中に初めて400万件を超えた。
移動体通信サービスの加入件数総数にはSK Telecomのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)も含まれる。
2020年第3四半期の韓国ウォン(KRW)ベースのARPUは前年同期比2.3%減の30,051韓国ウォン(約2,772円)となった。
SK Telecomのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者を含めたARPUは前年同期比0.7%増の27,783韓国ウォン(約2,563円)である。
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