ブラジルでNokiaブランドのスマホを製造開始、まずはNokia 5.3から
- 2020年11月09日
- Android関連
フィンランドのHMD Globalが展開するNokiaブランドのスマートフォンに関してブラジルで製造を開始したことが分かった。
HMD GlobalはフィンランドのNokia Technologiesとブランドライセンス契約を締結し、Nokiaブランドでスマートフォン、ベーシックフォン、フィーチャーフォンをはじめとした携帯端末をグローバルで展開している。
これまで、スマートフォンは中国、ベーシックフォンおよびフィーチャーフォンはベトナムに所在する工場で製造してきたが、新たにブラジルに所在する工場でスマートフォンの製造を開始することになった。
中国およびベトナムでは台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の子会社が製造を担当したが、ブラジルではHon Hai Precision Industryの子会社ではなくブラジルのMultilaser Industrialが製造を担当する。
Multilaser Industrialはブラジルのミナスジェライス州に所在する本社に工場を併設しており、Nokiaブランドのスマートフォンも本社に併設した工場で製造を行う。
なお、Multilaser Industrialは自社ブランドで展開するスマートフォン、ベーシックフォン、フィーチャーフォンも本社に併設した工場で製造しており、ブラジルではスマートフォンなどの携帯端末の製造で実績がある。
ブラジルは携帯端末を含めた輸入製品に対する複雑かつ高額な課税制度が知られており、当然ながら輸入された携帯端末の販売価格に反映される。
中低価格帯のスマートフォンが主流のブラジルでスマートフォンの販売台数を増加させるためには価格競争力の強化が必要となり、販売価格を抑えるための手段のひとつとしてブラジル国内で製造することが挙げられる。
そのため、HMD Globalもブラジルで事業規模の拡大に向けて、ブラジルの企業と協力してブラジル国内でスマートフォンを製造することに決めた。
ブラジルで最初に製造を開始したNokiaブランドのスマートフォンはNokia 5.3である。
製造を担当したMultilaser Industrialは自社ブランドで展開するスマートフォンとともにNokia 5.3の販売も行う。
また、HMD Globalはブラジルで初めて移動体通信事業者(MNO)と協業する。
ブラジルの主要な移動体通信事業者であるClaroと提携してNokia 5.3を販売することになり、ClaroがNokia 5.3を取り扱う。
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