南アフリカの携帯電話事業者2社、HTCブランドのスマホを取り扱い
- 2020年12月14日
- Android関連
南アフリカの移動体通信事業者(MNO)であるVodacomおよびCell Cは香港特別行政区のFortune Ship International Industrial (財富之舟国際実業)が展開するHTCブランドを冠したスマートフォンの取り扱いを開始した。
機種によって取り扱う移動体通信事業者が異なり、HTC Wildfire E liteはVodacomおよびCell C、HTC Wildfire E1はVodacom、HTC Wildfire E1 plusはCell Cが取り扱う。
南アフリカにおける定価はHTC Wildfire E liteが1,599南アフリカランド(約11,000円)、HTC Wildfire E1が2,499南アフリカランド(約17,000円)、HTC Wildfire E1 plusの内蔵ストレージの容量が32GBのモデルが2,799南アフリカランド(約19,000円)、64GBのモデルが2,999南アフリカランド(約21,000円)に設定されている。
いずれもFortune Ship International Industrialの製品であるため、台湾のHTC Corporation (宏達国際電子)の製品ではない。
HTC CorporationはFortune Ship International Industrialと締結した契約に基づき、Fortune Ship International Industrialに対して国と地域を指定してHTCロゴ、HTCおよびHTC Wildfireの商標を使用してスマートフォンを展開する権利を付与している。
HTC Corporationは携帯端末事業を展開しており、自らスマートフォンをはじめとする携帯端末の企画、開発、製造を行うが、HTCブランドを冠したスマートフォンは企画、開発、製造に関与しておらず、HTC Corporationにとっては携帯端末事業ではなくブランドライセンス事業となる。
HTCブランドのスマートフォンは南アフリカを含めたアフリカ、ロシア、独立国家共同体(Commonwealth of Independent States:CIS)の各国ではFortune Ship International Industrial、インドでは香港特別行政区のIn One Smart Technology (H.K.) (英望智能科技(香港))が展開する。
南アフリカでは同国のEVERCOMMが総代理店として機能しており、南アフリカにおけるサポートなども提供している。
なお、南アフリカではHTC Corporationが企画、開発、製造したスマートフォンの販売は完全に終了しているため、HTC Corporationとしては南アフリカでは携帯端末事業から撤退したことになる。
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