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カナダのVideotronが5Gサービスを商用化、基地局はサムスン電子が供給



カナダの移動体通信事業者(MNO)であるVideotronは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2020年12月15日より5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

当初の提供エリアはケベック州の最大都市・モントリオール市の一部に限定しており、具体的な時期や都市は公表していないが、ほかのケベック州の都市にも順次拡大する予定という。

5Gサービスに対応した端末としては複数のスマートフォンを取り扱う。

基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)より調達したことを公表している。

Samsung Electronicsは600MHz帯、700MHz帯、1.7GHz帯(AWS)、2.6GHz帯でNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入できる無線アクセスネットワーク(RAN)を提供したという。

VideotronおよびSamsung Electronicsは2019年12月14日付けでVideotronが5Gの導入および4Gの高度化を進めるための無線アクセスネットワークをSamsung Electronicsから調達することを正式に発表していた。

Videotronはケベック州、オンタリオ州東部、ニューブランズウィック州のフランス語圏地域に限定して展開する地域限定の移動体通信事業者で、少なくともケベック州とカナダの首都でオンタリオ州のオタワ市ではSamsung Electronicsから調達した無線アクセスネットワークを使用して5Gおよび4Gの整備を行う。

2019年12月14日時点で2020年後半に5Gを商用化する計画を表明していたため、公表していた通りに2020年後半のうちに5Gを商用化したことになる。

カナダでは長らくSamsung Electronicsは無線アクセスネットワークなど基地局を構成する通信設備を移動体通信事業者に納入した実績がなかったが、Videotronがカナダの移動体通信事業者としては初めてSamsung Electronicsの採用を決定しており、2020年上半期よりSamsung Electronicsから調達した無線アクセスネットワークの展開を開始した。

カナダの移動体通信事業者であるTELUS Communicationsも新たにSamsung Electronicsの採用を決定しており、Samsung Electronicsはカナダで存在感を高めている。

これまでに、カナダの移動体通信事業者としてはRogers Communications Canada、Bell Mobility、TELUS Communicationsが5Gを商用化しているため、Videotronはカナダの移動体通信事業者としては4番目に5Gを商用化したことになる。

Videotron

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