4Gスマホ向けQualcomm Snapdragon 678 Mobile Platformを発表
- 2020年12月17日
- その他モバイル端末
米国のQualcommの完全子会社であるQualcomm Technologiesは携帯端末向けチップセット「Qualcomm Snapdragon 678 Mobile Platform」を発表した。
ミッドレンジのスマートフォンを中心とした携帯端末向けのチップセットである。
CPUは64bitに対応しており、オクタコアのQualcomm Kryo 460 CPUを搭載する。
CPUの動作周波数は最大で2.2GHzとなっている。
GPUはQualcomm Adreno 612 GPU、DSPはQualcomm Hexagon 685 DSPを備える。
ディスプレイの解像度は最大でFHD+(1080*2520)に対応している。
ISPはQualcomm Spectra 250L image signal processorを搭載しており、カメラの画素数はシングルカメラの場合に最大で1億9200万画素となる。
急速充電のQualcomm Quick Charge 4+ technologyも利用できる。
Bluetooth 5.0、無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、NFCにも対応する。
通信モデムはQualcomm Snapdragon X12 LTE Modemが統合されている。
通信方式はLTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応するため、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式は利用できるが、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式は利用できない。
LTE方式ではLTE DL Category 12およびLTE UL Category 13に対応しており、下りは複数の搬送波を束ねたキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)および256QAM、上りはアップリンク・キャリアアグリゲーション(ULCA)および64QAMを利用できるため、通信速度は下り最大600Mbps/上り最大150Mbpsとなる。
LTE方式で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)およびVoLTEをさらに高音質化する音声コーデック技術であるEVS (Enhanced Voice Services)、デュアルSIMデュアルVoLTE (DSDV)、LTE Broadcastなどにも対応している。
Qualcomm Snapdragon 678 Mobile Platformは主に中低価格帯の4Gのスマートフォンで採用すると思われる。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。