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KDDIと沖縄セルラー電話向け5Gスマホと思われるSamsung CFUが技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けと思われる韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「CFU」が2020年12月2日付けでTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は005-102619。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 800(B18)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41/WiMAX 2+) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも認証を受けており、無線LANの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応している。

未発表端末のメーカー型番であるが、メーカー型番の型番規則や工事設計認証で通過した周波数からKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けと考えられる。

Bluetoothおよび無線LANに対応するため、スマートフォンまたはタブレットのいずれかと推測できる。

工事設計認証では第3世代移動通信システム(3G)で認証を受けていない。

通常、W-CDMA方式をはじめとして3Gに対応する場合は初回に3Gの認証を受けるが、3Gの認証を受けていないことから、日本国内では3Gに非対応となる見込み。

また、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でも認証を受けていないが、5Gは3Gと異なりメーカー型番では認証を受けない場合や再認証で通過する場合も多いため、5Gに関しては非対応と断定することはできない。

B42に対応かつ日本国内で3Gに非対応の機種は5Gに対応する場合が多いため、実際は5Gに対応したスマートフォンになると推測している。

これまでに、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けでSamsung Electronics製の未発表端末のメーカー型番としてはYRMが工事設計認証を取得したことが分かっている。

そのため、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは少なくとも2機種のSamsung Electronics製のスマートフォンを準備していることになる。

工事設計認証を取得した時期からSamsung Galaxy S20シリーズの後継となるSamsung Galaxy S21シリーズのスマートフォンもしくは存在がすでに確定しているGalaxy A32 5G SCG08のメーカー型番に該当すると思われる。

なお、Galaxy A32 5G SCG08はすでに米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過しており、5Gに対応したスマートフォンとして発表される見込みである。

総務省 電波利用ホームページ

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