フラッグシップの5Gモデム統合チップセットSamsung Exynos 2100を発表
- 2021年01月13日
- その他モバイル端末
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は携帯端末向けチップセット「Samsung Exynos 2100」を発表した。
プレミアムなスマートフォンをはじめとした携帯端末向けに開発したフラッグシップの高性能なチップセットである。
製造プロセスは5nmプロセス技術を採用している。
CPUはオクタコアで、シングルコアのArm Cortex-X1、トリプルコアのArm Cortex-A78、クアッドコアのArm Cortex-A55で構成される。
動作周波数はArm Cortex-X1が最大2.9GHz、Arm Cortex-A78が最大2.8GHz、Arm Cortex-A55が最大2.2GHzとなっている。
GPUはArm Mali-G78 MP14を搭載する。
ディスプレイの解像度は4K/WQUXGAまで対応しており、リフレッシュレートは解像度がQHD+で最大144Hz、4K/WQUXGAで最大120Hzとなる。
カメラの画素数は最大でシングルカメラが約2億画素、デュアルカメラが2個の約3,200万画素に対応している。
システムメモリはLPDDR5、ストレージはUFS 2.1またはUFS 3.1を利用できる。
通信モデムを統合しており、通信方式はNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM方式に対応が可能である。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯のFR1およびミリ波(mmWave)のFR2の周波数に対応しており、通信速度はFR1で下り最大5.1Gbps/上り最大1.92Gbps、FR2で下り最大7.35Gbps/上り最大3.67Gbpsに達する。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式はLTE DL Category 24およびLTE UL Category 18に対応している。
下りはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した8コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(8CC CA)や1024QAMなど、上りはアップリンク・キャリアアグリゲーション(ULCA)を高度化した4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)などの利用が可能で、LTE方式の通信速度は下り最大3Gbps/上り最大422Mbpsとなる。
すでにSamsung Exynos 2100の量産を開始しており、Samsung Electronicsが2021年上半期のフラッグシップとして展開するスマートフォンで最初に採用する見込みである。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。