NTTドコモがXperiaスマホ2機種にAndroid 11を提供、Xperia 5 II SO-52Aは5G高速化
- 2021年02月08日
- docomo-SONY
NTT DOCOMOはSony Mobile Communications製のスマートフォン「Xperia 1 II SO-51A」および「Xperia 5 II SO-52A」に対してOSのバージョンアップの提供を開始した。
Xperia 1 II SO-51AおよびXperia 5 II SO-52Aに対しては2021年2月3日よりOSのバージョンアップを提供している。
いずれもOSのバージョンアップを実施すると、OSのバージョンがAndroid 11に上がる。
Xperia 1 II SO-51AおよびXperia 5 II SO-52Aで共通する主な更新内容としては、SNSをはじめとしたコミュニケーション系のアプリケーションなどに関する通知の強化、プライバシーの強化に伴うアプリケーションが情報を利用する場合の制御の強化、簡単に画面を録画できるスクリーンレコードの追加、スマートフォンを振るとすぐに特定のアプリケーションを起動できるスグアプの追加、ゲームのアプリケーションをインストール時にGame enhancerに収納される機能の追加などが含まれる。
なお、スグアプの振る回数は1回と2回の設定が可能で、初期設定では1回がd払いのアプリケーションとなっている。
Xperia 5 II SO-52Aに限定すると第5世代移動通信システム(5G)の高速化も更新内容に含まれており、5Gでは上りの通信速度が最大182Mbpsから最大218Mbpsに高速化する。
上りでは5Gの無線方式であるNR方式の搬送波において変調方式を高度化し、従来の64QAMから新たに256QAMに対応するため、通信速度の高速化を実現できる。
公表されている通信速度はE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時かつ技術規格上の理論値で、実際の通信速度は通信環境や混雑度に応じて変動する点を留意しておきたい。
Xperia 1 II SO-51AおよびXperia 5 II SO-52Aの共通事項として、OSのバージョンアップを実施すると一部の機能が削除されるため、OSのバージョンアップを実施する場合は事前にNTT DOCOMOの公式ウェブサイトで詳細な内容を確認することを推奨したい。
OSのバージョンアップは端末単体またはパソコン接続で実施できる。
目安の所要時間はXperia 1 II SO-51Aが方法に関係なく約20分、Xperia 5 II SO-52Aが端末単体で約20分、パソコン接続が約22分と案内しているが、インターネットの回線環境など利用状況に応じて実際の所要時間は変動する。
正常にOSのバージョンアップが完了すると、ソフトウェアバージョンはいずれも58.1.B.2.21となる。
必要に応じて事前にデータのバックアップを取り、完全に充電してからOSのバージョンアップを実施するよう求めている。
Xperia 1 II SO-51AおよびXperia 5 II SO-52Aは5Gに対応したスマートフォンで、Xperia 1 II SO-51Aは2020年6月18日、Xperia 5 II SO-52Aは2020年11月12日に発売した。
いずれも初めてのメジャーアップデートである。
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