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ロシアのMTSが5Gの試験サービスを開始、欧州初のn79を採用



ロシアの移動体通信事業者(MNO)であるMobile TeleSystems (MTS)は第5世代移動通信システム(5G)の試験サービスの提供を開始した。

Mobile TeleSystemsはロシアの首都・モスクワ市およびその周辺地域の有名な公園や商業施設などで5Gを整備し、試験サービスとして一般顧客に提供する。

通信方式は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式である。

周波数はサブ6GHz帯の4.5GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn79となる。

ロシアでは移動体通信事業者に対して4.5GHz帯の正式な割当が実施されていないため、Mobile TeleSystemsは試験用として4.5GHz帯を使用して5Gを整備することになった。

Mobile TeleSystemsを含めてロシアの移動体通信事業者は5Gを商用化しておらず、ロシアで大規模かつ一般顧客が利用できる5Gの試験サービスを提供する事例はMobile TeleSystemsが初めてという。

5Gを整備した場所はモスクワ市およびその周辺地域の14ヶ所で、具体的にはゴーリキイ公園、モスクワ国立大学、ニコリスカヤ通り、全ロシア博覧センター、スコルコヴォ・イノベーション・センターなどが含まれる。

ロシアでは5G向け周波数として従来より4.5GHz帯の割当を検討してきた。

4.5GHz帯はアジアの一部の国と地域で使用しているため、ロシアが独自に導入するわけではなく、すでにn79に対応した端末も流通している。

具体的な周波数範囲は4400~4500MHzと4800MHz~4990MHzを5G向けに割当する方向で検討しているが、制限なく運用できる周波数は4800~4990MHzに限られるなど課題が残っている。

4400~4500MHzは固定衛星業務で使用しているため、5Gで使用する場合は制限が発生する場合があるという。

5Gと固定衛星業務の共用などを検討し、課題を解消したうえで4.5GHz帯を5G向けに割当する方針と思われる。

これまでに、n79は日本、中国、香港特別行政区の大手移動体通信事業者が導入している。

具体的には日本のNTT DOCOMO、中国のChina Mobile Communication (中国移動通信)、香港特別行政区のHong Kong Telecommunications (HKT)およびChina Mobile Hong Kong (中國移動香港)が導入したほか、移動体通信事業者として新規参入するために準備を進めている中国のChina Broadcasting Network Corporation (中国広播電視網絡)もn79を導入する計画である。

なお、欧州の国で一般顧客が利用できる5Gネットワークとしては、Mobile TeleSystemsが初めてn79を採用することになる。

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