大韓航空の貨物部門、vivo製スマホの輸送を制限
- 2021年05月24日
- Android関連
韓国の航空会社であるKorean Air (大韓航空)は中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)が製造したスマートフォンおよびアクセサリの貨物輸送を制限したことが分かった。
Korean Airの貨物部門であるKorean Air Cargoの公式ウェブサイトを通じて案内している。
Korean Air Cargoの公式ウェブサイトでは「最近、香港空港で発生した火災と関連する安全対策の強化の一環として、「vivo」のスマートフォンおよびアクセサリの貨物輸送の制限を通知する。」と掲載した。
対象貨物はvivo Mobile Communicationが製造したすべてのスマートフォンおよびアクセサリである。
適用時期は即時から今後の再案内時までと記載している。
案内を掲載した2021年5月14日より有効で、期限は設定していない。
香港特別行政区の香港国際空港(HKG)では2021年4月11日の5時頃(香港時間)に積載前の貨物が出火および焼損する事案が発生した。
焼損した原因は不明であるが、当該貨物はタイ向けに出荷するvivo Y20であることが判明したため、2021年4月11日以降に複数の航空会社がvivo Mobile Communicationsによって製造されたスマートフォンの貨物輸送を中断するなどの対応を講じている。
Korean Airは発生日の2021年4月11日から1ヶ月以上も経過してからvivo Mobile Communicationが製造したスマートフォンおよびアクセサリの貨物輸送を制限することを決定したが、決定のタイミングに関しては背景をまったく言及していない。
なお、vivo Y20は香港特別行政区の航空会社であるHong Kong Air Cargo Carrier (香港貨運航空)が香港国際空港からタイの首都・バンコク都のスワンナプーム国際空港(BKK)まで輸送する予定となっていた。
当日はvivo Y20を積載する予定の貨物航空便自体が運航を取り消すことになった。
タイ向けのvivo Y20は中国向けのvivo Y30と同等のスマートフォンで、中国向けのvivo Y30は中国の広東省東莞市または重慶市で製造を行うため、タイ向けのvivo Y20も同様と思われる。
タイ向けのvivo Y20は中国の工場から香港特別行政区まで陸路で輸送し、香港特別行政区からバンコク都まで空路で輸送する計画であったと推定できる。
すでにタイ向けのvivo Mobile Communicationの公式オンラインストアではvivo Y20の販売を終了しており、仕様の一部を変更したvivo Y20 2021を販売している。
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