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クアルコムと共同開発の5GスマホASUS_I007Dを台湾で発売へ、NCCを通過



台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「ASUS_I007D」が2021年5月27日付けで台湾の国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)の認証を通過した。

認定番号はCCAI215G0040T2。

国家通訊伝播委員会ではその他の認証情報は公開されていない。

ASUS_I007Dは未発表端末の型番である。

そのため、発表時または発売時に合わせて認証情報を公開するよう設定したと思われる。

これまでに、ASUS_I007Dは中国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)傘下の電信設備認証中心(Telecommunication Equipment Certification Center)の認証を通過したことが分かっている。

電信設備認証中心では仕様の一部および外観が判明しており、OSにはAndroidを採用する。

CPUはオクタコアで、動作周波数は最大2.84GHzとなる。

ディスプレイは約6.78インチのAMOLEDを搭載し、カメラはリアに約6400万画素のカメラを含めたトリプルカメラ、フロントに約1200万画素のカメラを備える。

通信方式はNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM方式に対応しており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gである。

SIMカードはデュアルSIMに対応している。

システムメモリの容量は16GBで、内蔵ストレージの容量は512GBとなる。

2個の電池パックを内蔵しており、容量は合計で3840mAhとなっている。

本体のリアパネルにはASUSTeK Computerが保有するASUSのロゴと米国のQualcomm Technologiesが保有するSnapdragonのロゴが配置される。

そのため、ASUSTeK ComputerとQualcomm Technologiesが連携し、共同で開発するスマートフォンになると予想できる。

なお、国家通訊伝播委員会は電気通信分野などの規制を司る台湾の政府機関である。

スマートフォンをはじめとした携帯端末を台湾で正規に販売するためには国家通訊伝播委員会の認証を取得することが必要となる。

ASUS_I007Dは国家通訊伝播委員会の認証を取得したため、台湾で販売するために準備を進めていると思われる。

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