ファーウェイがHarmonyOS初期搭載スマホ4機種を順次発売、すべて4G版
- 2021年06月08日
- その他スマートフォン
中国のHuawei Technologies (華為技術)は2021年6月18日よりOSにHarmonyOSを採用したスマートフォンを順次発売すると発表した。
すでに一部の中国向けスマートフォンに対してHarmonyOSの提供を開始しているが、2021年6月18日から出荷時の初期状態でHarmonyOSを採用したスマートフォンの販売を開始する。
まずは初期状態でHarmonyOSを採用したスマートフォンとしてHUAWEI Mate 40 Pro、HUAWEI Mate 40E、HUAWEI Mate X2、HUAWEI nova 8 Proの4機種を用意し、いずれもOSのバージョンはHarmonyOS 2となっている。
最初にHUAWEI Mate 40 Pro、HUAWEI Mate 40E、HUAWEI nova 8 Proを2021年6月18日の0時(中国標準時)に発売し、HUAWEI Mate X2を2021年6月28日の0時(同)に発売する。
いずれもOSにAndroidを採用したモデルで第5世代移動通信システム(5G)に対応した5G版を先行して発売したが、初期状態でHarmonyOSを採用したモデルは5Gに対応しておらず、第4世代移動通信システム(4G)を利用できる4G版となる。
Huawei Technologiesが4G版を後発で展開する主な理由は2021年6月2日に開催したHarmonyOSの発表会で言及した通り、米国政府による制限の影響である。
米国政府はHuawei Technologiesに対する米国原産品の輸出を許可制とする制裁措置を発動した。
Huawei Technologiesに米国原産品を輸出する場合はライセンスの取得が必要となるが、原則としてライセンスの申請は却下されるほか、特に5Gに対応した製品で利用する半導体を中心とした米国原産品の輸出に係る審査が厳格化された。
5Gに対応した製品で利用する部品の調達が困難な状況となり、5Gの必須特許の保有占有率で上位の5社に入るほど5Gの必須特許を保有するHuawei Technologiesがフラッグシップ系列のスマートフォンで4G版の展開を余儀なくされている。
初期状態でHarmonyOSを採用した4機種に関しては価格も案内している。
HUAWEI Mate 40 Proはシステムメモリの容量が8GBで、内蔵ストレージの容量が128GBのモデルが6,099人民元(約104,000円)、256GBのモデルが6,599人民元(約113,000円)である。
HUAWEI Mate 40Eはシステムメモリの容量が8GBで、内蔵ストレージの容量が128GBのモデルが4,199人民元(約72,000円)、256GBのモデルが4,699人民元(約80,000円)となっている。
HUAWEI Mate X2はシステムメモリの容量が8GBで、内蔵ストレージの容量が256GBのモデルが17,499人民元(約299,000円)に設定されている。
HUAWEI nova 8 Proはシステムメモリの容量が8GBで、内蔵ストレージの容量が128GBのモデルが3,699人民元(約63,000円)、256GBのモデルが4,099人民元(約70,000円)となる。
いずれも中国で販売することが決定している。
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