インドネシアのIndosatと3、統合に向けた協議を再延長
- 2021年07月05日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooおよび香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdings (長江和記実業)はインドネシアにおける電気通信事業の統合に向けた協議の期限を再延長したと発表した。
協議の期限を2021年6月30日から2021年8月16日まで延長したという。
Ooredooは子会社でインドネシアの移動体通信事業者であるIndosat、CK Hutchison Holdingsは子会社でインドネシアの移動体通信事業者であるHutchison 3 Indonesiaを通じてインドネシアで電気通信事業を展開している。
インドネシアにおける電気通信事業の統合に向けた協議はIndosatおよびHutchison 3 Indonesiaの統合に向けた協議となる。
2020年12月28日付けでインドネシアにおける電気通信事業の統合に向けた協議を実施することを定めた覚書を締結しており、当初は協議の期限を2021年4月30日に設定していた。
しかし、2021年4月28日までに合意事項がなく、協議の期限は2021年4月28日付けで2021年6月30日に延長することになり、さらに2021年6月30日付けで2021年8月16日に延長した。
そのため、協議の期限を再延長したことになる。
IndosatおよびHutchison 3 Indonesiaはいずれもインドネシアで電気通信事業を展開しているが、携帯通信事業が中心となっている。
インドネシアでは全土を対象区域とする移動体通信事業者はIndosatおよびHutchison 3 Indonesiaを含めて5社が存在し、経営基盤を強化するために統合の検討がしばしば行われている。
Indosatは第5世代移動通信システム(5G)の免許も保有する。
2021年6月22日には5Gを商用化しており、インドネシアで2番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
5Gの無線方式はNR方式を採用しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
周波数はサブ6GHz帯の1.8GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn3となる。
なお、5Gを商用化した当初の5Gの提供エリアは中部ジャワ州のスラカルタ市の一部となっている。
Hutchison 3 Indonesiaは5Gを導入していない。
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