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タイのAISが提供するSA構成の5G、vivo製スマホが順次対応



タイの移動体通信事業者(MNO)でAISとして事業を行うAdvanced Wireless Network (AWN)および中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)はAdvanced Wireless Networkが提供するNR方式のスタンドアローン(SA)構成に準拠した第5世代移動通信システム(5G)にvivo Mobile Communication製のスマートフォンが順次対応すると発表した。

まずはvivo V21がSA構成に対応するが、購入した販売店によって対応の日程が異なる。

Advanced Wireless Networkの販売店で購入したvivo V21は2021年7月19日よりSA構成に対応し、Advanced Wireless Network以外のタイの販売店で正規に購入したvivo V21は2021年7月21日よりSA構成に対応する予定である。

Advanced Wireless Networkはvivo V21を正規に販売しており、内蔵ストレージの容量は128GBと256GBを取り扱う。

いずれもシステムメモリの容量は8GBで、販売価格は内蔵ストレージの容量が128GBのモデルが12,999タイバーツ(約43,000円)、256GBのモデルが14,999タイバーツ(約50,000円)に設定されている。

Advanced Wireless NetworkはNR方式に準拠した5Gを2020年3月2日に商用化したが、当初は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用してきた。

NSA構成を導入後にSA構成を段階的に導入することになり、初期はタイの首都・バンコク都とその周辺や東部経済回廊(EEC)でSA構成の導入を開始し、2020年8月中には1都76県のすべてでSA構成を導入した。

当初は中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォンの一部がSA構成に対応し、2021年6月4日には韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォンの一部がSA構成に対応しており、Huawei TechnologiesとSamsung Electronicsに続いてvivo Mobile Communication製のスマートフォンの一部もSA構成に対応したことになる。

vivo Mobile CommunicationはSA構成に対応するためにAdvanced Wireless Networkと協力しており、バンコク都ではvivo V21を用いてSA構成のフィールドテストを進めてきた。

vivo Mobile Communicationにとって中国以外でSA構成に対応するために移動体通信事業者と協業した最初の事例になるという。

5Gでは700MHz帯と2.5GHz帯の周波数を使用しており、NR Bandは700MHz帯がFR1のn28で、2.5GHz帯がFR1のn41である。

商用化の当初はn41で整備してきたが、その後はn28も活用して5Gの提供エリアを拡大している。

なお、Advanced Wireless NetworkはタイのAdvanced Info Service (AIS)の子会社で、親会社の略称でもあるAISの商標を使用して携帯通信事業を展開する。

加入件数を基準にタイで最大手の移動体通信事業者となっている。

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