Sony Ericsson mini S51SE レビュー
- 2011年11月21日
- EMOBILE-総合
EMOBILE向けのSony Ericsson製W-CDMA/GSM端末「Sony Ericsson mini S51SE (以下、S51SE)」を触ったので、S51SEについて感じたことを書いておこうと思う。
S51SEは発売済みで他にもレビューが出てくると思うので、超簡単にレビューしておく。
筺体は非常にコンパクトで、手にすっぽりと収まるサイズである。
Xperia mini proとは似たデザインであるが、並べてみるとサイズが異なることが分かる。
S51SEはフロントカメラを搭載しておらず、各種センサの位置もXperia mini proとは異なる。
海外ではXperia miniとして販売されているが、S51SEはXperiaブランドを冠していない。
そのため、Xperiaロゴも入っていない。
S51SEはフルタッチパネル式の端末で、Xperia mini proは物理的なQWERTYキーボードを搭載する。
キーボードを搭載していないので、よりコンパクトな印象である。
ナビゲーションキーは左からクリアキー、ホームキー、メニューキーとなっている。
ホームキーは物理的なキーで、クリアキーとメニューキーがタッチセンサ方式となっている。
クリアキーとメニューキーの反応は概ね良好である。
ホームアプリはSony Ericssonホームが標準となっている。
バージョンは現段階では最新の2.1.A.0.10である。
ホーム画面は5面となっている。
よく使う機能を4隅に配置することが可能で、ホーム画面のどの面でも固定となる。
4隅に配置されたショートカットには、2つ以上のアプリケーションを置くことも可能で、非常に便利である。
ホーム画面でピンチ操作を行うとウィジェットを集めることが可能である。
アプリケーション一覧画面では、アプリケーションの並び順をカスタム並べ替え、アルファベット順、よく使うアプリ、最近インストールしたアプリの4種類から選択することが可能だ。
また、アプリケーション一覧画面からアプリケーションのアンインストールすることも可能となっている。
テーマの設定が可能となっており、Willow、Onyx、Sunflower、Flow、Orchid、Fluorite、Rubyの7種類のテーマが用意されている。
壁紙や設定項目等の色がテーマに沿った色に一括で変更される。
S51SEは端末本体のみでスクリーンショットを撮影する機能に対応している。
スクリーンショットを撮影したい画面で電源キーを長押しすると、スクリーンショット撮影の項目が登場する。
撮影したスクリーンショットは直ぐに共有することも可能である。
無線とネットワークの設定項目では“テザリングとPocket WiFi”の項目が存在している。
この項目はグローバル版のファームウェアでは“テザリングとポータブルホットスポット”となっている。
Pocket WiFiはEMOBILEの商標なので、EMOBILE版のファームウェアだけPocket WiFiの名称を使えるようだ。
標準ブラウザでの動きは良好である。
マルチタッチでの操作や、スクロールは滑らかに動いた。
タッチパネルの感度も良く、特に大きな不満は出ないと思われる。
解像度が低いので、より動きが滑らかになっているのかもしれない。
標準ブラウザのユーザーエージェントは下記の通り。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.4; ja-jp; SonyEricssonS51SE Build/4.0.2.A.0.58) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
カメラについては作例をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。
右下にカメラの周辺に装着されていた盗難防止装置が写りこんでいるので、あまり参考にならないかもしれないが…
設定は特に弄らず、画像サイズは最大の2592*1944で撮影。
アップした作例は下記の画像をクリック。(更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能)
S51SEのカメラは3Dスイングパノラマ撮影機能等も搭載しており、なかなか充実したカメラとなっている。
画面のどこかをタッチすると撮影可能なタッチ撮影機能も便利である。
複数のベンチマークアプリで性能測定を行っておいた。
ベンチマークの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。
使用したアプリはLinpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの4種類である。
Linpack for Androidのシングルスレッド処理のスコアは37.144、NenaMark1のスコアは67.00、NenaMark2のスコアは16.30、Quadrant Standard Editionのスコアは1651。
S51SEのFingerprintは下記の通り。
SEMC/S51SE_1255-6223/S51SE:2.3.4/4.0.2.A.0.58/xf_v3w:user/release-keys
S51SEの箱はこんな感じ。
ダイヤル画面で*#*#7378423#*#*と入力すると、サービスメニューが表示される。
サービスメニューでは端末の情報や仕様等を確認することが可能で、SIMフリーであることも確認した。
対応周波数はGSM850, GSM900, GSM1800, GSM1900, UMTS_BC1, UMTS_BC9と記載されている。
W-CDMA 2100(I)/1700(IX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応していることを意味する。
Bootloader unlock allowedの項目がYesとなっているので、ブートローダのアンロックも公式で可能となっているのかもしれない。
今回レビューしたS51SEのバージョン情報は下記の通り。
Model number:S51SE
Android version:2.3.4
Baseband version:8x55A-AAABQOAZM-203028D-58
Kernel version:2.6.32.9-perf SEMCUser@SEMCHost #1
Build number:4.0.2.A.0.58
全体的に動作は軽くサクサク動いていた印象である。
筺体は非常にコンパクトで、ポケットに入れても邪魔にはならなさそうである。
SIMフリーなので、理論上は国内ではNTT docomoとSoftBankとそれらのMVNOのSIMカードも使うことが可能である。
動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。
追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。
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