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韓国向けGalaxy Z Fold3とGalaxy Z Flip3の5G対応バンドを公開



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はスマートフォン「Samsung Galaxy Z Fold3 5G」および「Samsung Galaxy Z Flip3 5G」に関して韓国版の詳細な仕様を公開した。

詳細な仕様の公開に伴い通信方式および対応周波数も判明している。

いずれも第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はサブ6GHz帯の3.5GHz帯および3.7GHz帯に対応し、NR Bandは3.5GHz帯がFR1のn78で、3.7GHz帯がFR1のn77となる。

韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecom、KT Corporation、LG U+として事業を行うLG Uplusは5G向け周波数としてサブ6GHz帯の3.5GHz帯およびミリ波(mmWave)の28GHz帯の割当を受けている。

ただ、各社とも28GHz帯は試験の段階にとどまり、商用の5Gでは3.5GHz帯を使用する。

5Gの通信方式はNR方式を導入および運用しており、NR Bandはn78を採用している。

そのため、韓国版では韓国の移動体通信事業者が採用するn78に対応しており、さらにn78のオーバーラッピング・バンドでn78を完全に内包するn77にも対応することになった。

具体的な時期までは決定していないが、将来的に韓国ではn77の採用が必要となる3.7GHz帯も5G向けに割当する方針である。

当面はn77を採用する日本や米国における国際ローミングなどでn77を利用できる。

また、韓国では5G特化網として日本やドイツのローカル5Gに相当する制度を2021年9月末までに整備することが決定している。

5G特化網の周波数としてサブ6GHz帯の4.7GHz帯およびミリ波の28GHz帯を割当することも決定しているが、いずれの周波数も韓国版では対応しない。

Samsung Electronicsはグローバル向けの発表でSamsung Galaxy Z Fold3 5GおよびSamsung Galaxy Z Flip3 5Gともに5Gはサブ6GHz帯に加えてミリ波の周波数にも対応すると公表した。

ミリ波に対応した型番がひとつでも存在する場合はグローバル向けにはミリ波に対応すると記載するため、必ずしもすべての型番が対応するとは限らない。

少なくとも韓国版はミリ波に対応しないことが確定している。

各種認証などで判明した情報から、ミリ波は日本版と米国版のSamsung Galaxy Z Fold3 5Gおよび米国版のSamsung Galaxy Z Flip3 5Gに限り対応すると思われる。

Samsung

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