インドネシアのIndosat、スラバヤ市ではNokiaの5G基地局を採用

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インドネシアの移動体通信事業者(MNO)でIndosat Ooredooとして事業を行うIndosatおよびフィンランドのNokia Solutions and Networksはインドネシアの東ジャワ州の州都・スラバヤ市で第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始したと発表した。

Indosatは2021年6月22日に5Gを商用化したが、当初は5Gの提供エリアが中部ジャワ州のスラカルタ市(ソロ市)の一部に限定されていた。

5Gの提供エリアは順次拡大しており、インドネシアの首都・ジャカルタ首都特別州やスラバヤ市などでも5Gの提供を開始している。

これまでに、5Gの基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備はスラカルタ市では中国のHuawei Technologies (華為技術)から調達し、ジャカルタ首都特別州ではスウェーデンのEricssonから調達したことが判明していたが、スラバヤ市ではNokia Solutions and Networksから調達したという。

そのため、IndosatおよびNokia Solutions and Networksはスラバヤ市で5Gの提供を開始したことを連名で発表した。

Indosatは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装して5GのNR方式を導入しており、RAN構成はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。

周波数はサブ6GHz帯の1.8GHz帯で、NR BandはFR1のn3である。

Nokia Solutions and Networksは屋外および屋内の両方で5Gを整備できるAirScale Single RANポートフォリオを含めたAirScaleのラインナップからDSSに対応したRANの通信設備を供給している。

また、DSSを実装して4G向け周波数で5Gを導入することで、5Gの稼働までに要する時間を短縮できると強調した。

さらにIndosat、Nokia Solutions and Networks、スラバヤ工科大学の通称で知られるインドネシアの11月10日工科大学、フィンランドのオウル大学は5Gの研究開発を推進する目的で、11月10日工科大学の施設に5Gの研究開発拠点を開設することになった。

5Gの研究開発拠点では5Gの実証実験などを進める計画である。