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FCNT製の5GスマホSD01が技適通過、ミッドレンジの5Gスマホか



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

FCNT製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SD01」が2021年8月2日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は001-A18090である。

モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 4700(n79)/3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 1500(B21)/800(B19) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/1900(B39/sXGP) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも認証を通過している。

無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。

SD01は未発表端末の型番である。

工事設計認証では第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でも認証を受けており、5Gに対応することが分かる。

移動体通信事業者(MNO)向けのメーカー型番を含めて過去にSDから始まる型番規則が適用された型番が存在しないため、型番から販路などを特定することはできない。

これまでに、SD01は2021年9月7日付けでWi-Fi Allianceの認証、2021年9月21日付けでBluetooth SIGの認証も通過した。

Wi-Fi Allianceの認証ではOSにAndroid 11を採用したスマートフォンで、無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応することが分かる。

また、Bluetooth SIGの認証ではBluetooth 5.1に対応するほか、F-52Aと共通のBluetoothモジュールを採用することが判明している。

F-52AはNTT DOCOMOよりarrows NX9 F-52Aとして発表および販売されている。

そのため、SD01はarrows NX F-52Aと近い仕様でミッドレンジの5Gに対応したスマートフォンになると思われる。

総務省

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