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ソフトバンク、日本の携帯電話事業者として初めて5GのSA構成を商用化



SoftBankは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式でスタンドアローン(SA)構成を商用化したと発表した。

2021年10月から中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のAirターミナル5の発売に合わせてSA構成で5Gの提供を開始したという。

NR方式のRAN構成としては第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成とNR方式が単独で動作するSA構成が規定されている。

これまで、4G向けのコアネットワークであるEPCに接続かつ制御信号を送受信するアンカーバンドのLTE方式に常時接続が必要なNSA構成のOption 3で運用してきたが、新たに5G向けのコアネットワークである5GCに接続かつNR方式が単独で動作するSA構成のOption 2も導入および運用することになった。

NSA構成のOption 3では広い帯域幅を使用して超高速大容量を実現できたが、SA構成のOption 2では超高速大容量に加えて、超低遅延、多数同時接続、ネットワークスライシングの実現も可能となる。

Airターミナル5がSA構成で動作することになり、NR方式の周波数はサブ6GHz帯の3.7GHz帯および3.4GHz帯に対応する。

いずれの周波数もNR BandはFR1のn77と定義して運用しているが、MFBI (Multi Frequency Band Indicator)技術の適用によって3.4GHz帯ではFR1のn78に対応した端末も許容している。

いずれにせよ少なくともn77でSA構成を導入したことが分かる。

3.7GHz帯は5G向けに割当を受けた周波数で、帯域幅は3900~4000MHzの100MHz幅となる。

3.4GHz帯は4G向けに割当を受けた周波数を5Gに順次転用しており、帯域幅は3400~3440MHzの40MHz幅と狭いため、5Gでも通信速度は4Gと同等にとどまる。

SoftBankはAirターミナル5で5Gを利用できる場所を公開しており、高速大容量通信に対応と案内するエリアでは3.7GHz帯で整備したことを意味する。

日本ではすでにローカル5Gで一部の事業体がSA構成を導入しているが、携帯電話事業者としてはSoftBankが日本で初めてSA構成を商用化したことになる。

SoftBank

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