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NTTドコモ、12月に5GでSA構成を導入へ



NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION (日本電信電話:以下、NTT)の完全子会社であるNTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に関して2021年12月に新たな無線アクセスネットワーク(RAN)構成としてスタンドアローン(SA)構成を導入することが分かった。

NTTおよびNTT DOCOMOが2021年10月25日の15時より開催した会見でNTT DOCOMOによるSA構成の導入に関して言及した。

NTT DOCOMOは2021年12月にSA構成の提供を開始し、法人ソリューションの充実および高度化を図るという。

法人ソリューションの充実および高度化に言及しているため、まずは法人向けにSA構成を展開する方向と考えられる。

NTT DOCOMOは2020年3月25日にNR方式に準拠した5Gを商用化したが、当初よりRAN構成はノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3で運用してきた。

NSA構成のOption 3は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するRAN構成で、コアネットワークは4G向けのEPCを使用するほか、アンカーバンドとして機能するLTE方式への常時接続が必須となっている。

新たに導入するSA構成のOption 2はNR方式が単独で動作するRAN構成となり、コアネットワークは5G向けの5GCを使用する。

NSA構成のOption 3では広い帯域幅を使用した場合に5Gの特徴のひとつである超高速大容量を実現できるが、ほかの5Gの特徴である低遅延高信頼、同時多接続、ネットワークスライシングなどは実現できない。

TDDの場合は一部の特徴の実現が困難な場合もあるが、SA構成のOption 2では超高速大容量に加えて、低遅延高信頼、同時多接続、ネットワークスライシングなどの実現も可能となる。

SA構成の5Gに対応した端末などの詳細に関しては改めて案内すると思われる。

なお、日本の携帯電話事業者としてはSoftBankが最初にSA構成の5Gを商用化した。

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