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総務省、技術基準への不適合等事例に15機種のiPhoneを掲載



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準への不適合等が確認された端末機器の一覧に米国(アメリカ)のAppleが開発および発売した15機種のiPhoneを掲載した。

総務省は公式ウェブサイトを通じて電気通信機器の基準認証制度における技術基準への不適合等の事例を案内しており、認証取扱業者をAppleとする15機種の型番が追加された。

具体的な型番の一覧はA2098、A2102、A2106、A2215、A2218、A2221、A2296、A2398、A2402、A2406、A2410、A2626、A2631、A2636、A2641となっている。

A2098はiPhone XS、A2102はiPhone XS Max、A2106はiPhone XR、A2215はiPhone 11 Pro、A2218はiPhone 11 Pro Max、A2221はiPhone 11、A2296はiPhone SE(第2世代)、A2398はiPhone 12 mini、A2402はiPhone 12、A2406はiPhone 12 Pro、A2410はiPhone 12 Pro Max、A2626はiPhone 13 mini、A2631はiPhone 13、A2636はiPhone 13 Pro、A2641はiPhone 13 Pro Maxの日本向けの型番に該当する。

不適合等の概要はデュアルSIMの機能で音声通話を利用できないデータ通信専用の回線と音声通話の利用が可能な回線を組み合わせ、さらにデータ通信専用の回線をモバイルデータ通信用の回線に設定して使用すると、緊急機関への発信を利用できない事象が確認されたという。

Appleの公式ウェブサイトなどでモバイルデータ通信用の回線に音声通話の利用が可能な回線を設定すると、緊急機関への発信が可能となることを周知して対応している。

総務省は技術基準への不適合が確認された事例に加えて注意を要する事例も案内しており、15機種のiPhoneに関しては後者に該当する。

そのため、ソフトウェアのアップデートによる修正ではなく、公式ウェブサイトなどで周知して対応することになった。

なお、将来的なソフトウェアのアップデートによる修正の計画に関しては不明である。

対象のiPhoneでデュアルSIMの機能を使用している場合は、事前にモバイルデータ通信用の回線に関する設定を確認することを推奨したい。

総務省

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