楽天モバイル向けと思われる5GルータRCPS01が技適を再通過
- 2021年11月05日
- Rakuten-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
Rakuten Mobile (楽天モバイル)向けと思われる台湾のSercomm Corporation (中磊電子)製のNR/LTE端末「RCPS01」が2021年9月30日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は003-210246である。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) n77, NR (FR2, TDD) n257, LTE (FDD) B3で認証を受けている。
無線LANの周波数でも通過しており、無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
RCPS01は未発表端末の型番である。
これまでに、電波法に基づく工事設計認証で公開された情報からフィンランドのNokia Solutions and Networks製のRCPN01の名称がRakuten Turbo5Gで、第5世代移動通信システム(5G)に据置型無線LANルータとなることが判明している。
また、名称からRakuten Mobile向けと考えられる。
RCPS01とRCPN01は製造元が異なるにもかかわらず、共通の型番規則が適用されているように見受けられる。
電波法に基づく工事設計認証で通過した周波数を考慮しても、Rakuten Mobile向けとなることが有力と思われる。
RCPS01はRCPN01と同様にRakuten Mobile向けの5Gに対応した無線LANルータになると推測できる。
5GのNR方式はサブ6GHz帯を中心とするFR1で定義されたn77に加えて、準ミリ波を含むミリ波(mmWave)のFR2で定義されたn257にも対応する。
電波法に基づく工事設計認証は2020年11月30日、2021年4月15日、2021年6月23日の3回にわたり通過しているため、2021年9月30日付けの通過は4度目の通過となる。
製品化の時期や詳細な仕様などは不明である。
スポンサーリンク