VERTUが新型の高級5Gスマホを準備中、中国で発売へ
- 2021年11月28日
- Android関連
中国のVertu Telecommunications Trading (China) (緯図通信貿易(中国))製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「VTL-202102」が2021年11月25日付けで中国の中国強制認証(China Compulsory Certification:以下、3C)の認証を通過した。
VTL-202102は未発表端末の型番で、設備名称は5G数字移動電話機となっている。
5G数字移動電話機は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に対応した携帯電話を意味するため、5Gに対応したスマートフォンと考えられる。
3Cの認証では申請者がVertu Telecommunications Trading (China)で、製造者が中国のChengdu Xiaochen Technology (成都暁晨科技)と記載されている。
そのため、Chengdu Xiaochen Technologyが組み立てを担当し、Vertu Telecommunications Trading (China)が同社の製品として販売することになる。
Vertu Telecommunications Trading (China)はVERTUの商標を使用してスマートフォンをはじめとした高級な携帯端末を展開しているため、VTL-202102はVERTUの商標を冠した高級な5Gに対応したスマートフォンとなる見込み。
2019年第3四半期以降にVertu Telecommunications Trading (China)が発売したスマートフォンはすべてベースの機種が存在する。
5Gに対応した機種に限定すると、iVERTU 5Gは中国のZTE (中興通訊)が発売したZTE Axon 30 Pro 5Gがベースで、VERTU Ayxta Fold 5Gは中国のShenzhen Royole Technologies (深圳市柔宇科技)が発売したRoyole FlexPai 2がベースとなっている。
過去の事例を考慮すると、VTL-202102も既存のスマートフォンをベースとして開発を進めていると思われる。
参考までに、iVERTU 5Gの組み立てはVTL-202102と同じくChengdu Xiaochen Technologyが担当し、ベースの機種とは製造者が異なる。
基本的にVERTUのラインナップで2019年第3四半期以降に発売した携帯端末はChengdu Xiaochen Technologyが組み立てを担当するが、折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したフォルダブルスマートフォンであるVERTU Ayxta Fold 5Gは特別な製造技術を要するため、ベースの機種と同様にShenzhen Royole Technologiesの完全子会社で中国のShenzhen Royole Display System Technology (深圳柔顕系統技術)が組み立てを担当した。
VTL-202102の詳細な仕様は不明である。
3Cは中国で販売するために必要な認証であるため、中国で販売する予定であることが分かる。
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