ワイモバイル向けスマホLibero 5G II (A103ZT)がFCC通過
- 2021年11月28日
- SoftBank-ZTE, Y!mobile
SoftBankおよび同社の連結子会社であるWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)向けの中国のZTE (中興通訊)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「A103ZT」が2021年11月26日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはSRQ-A103ZTである。
モバイルネットワークはLTE (FDD) B2, LTE (TDD) B41, W-CDMA II/IV, GSM 1900で認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
A103ZTはSoftBankおよびWILLCOM OKINAWAよりLibero 5G II (A103ZT)として発表されている。
Y!mobileのラインナップで展開する第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンである。
米国の政府機関であるFCCでは米国で利用できる周波数に限り認証を実施するため、基本的に日本向けのスマートフォンでは米国における国際ローミングで利用できる周波数に限り認証を受ける。
FCCで認証を受けた周波数が対応する全部の周波数とは限らず、A103ZTはNR (FR1, FDD) n3/n28, NR (FR1, TDD) n77, LTE (FDD) B1/B2/B3/B8, LTE (TDD) B41/B42, W-CDMA I/II/IV/VIII, GSM 900/1800/1900に対応することが公表されている。
なお、A103ZTが対応する周波数のうちn3/n28、n77、B42は日本国内に限り利用できる。
5GのNR方式はサブ6GHz帯を中心とするFR1で定義された周波数に対応しており、日本国内に限り有効となることが分かる。
Y!mobileのオンラインストアでは機種代金定価が21,960円(税込)に設定されており、安価な5Gに対応したスマートフォンとなるが、おサイフケータイや防水および防塵にも対応している。
Y!mobileの取扱店を通じて2021年11月26日より予約の受け付けを開始しており、2021年12月3日に発売する予定である。
スポンサーリンク