ベルギーのTelenetが5Gを商用化
- 2021年12月07日
- 海外携帯電話
ベルギーの移動体通信事業者(MNO)であるTelenet Groupは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2021年12月6日より5Gの提供を開始している。
ポストペイドの料金プランで月額料金が66ユーロ(約8,400円)のONEおよび86ユーロ(約11,000円)のONE(up)が5Gに対応しており、追加料金は不要で5Gを利用できる。
5Gに対応した携帯端末として複数のスマートフォンを取り扱う。
米国(アメリカ)のApple、米国のMotorola Mobility、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)から5Gに対応したスマートフォンを調達している。
5Gの無線方式はNR方式を採用している。
周波数は暫定的な措置として2020年7月14日付けで5G向けに割当を受けたサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用する。
周波数範囲および帯域幅は3600~3640MHzの40MHz幅で、NR BandはFR1のn78となる。
ベルギーでは2022年第2四半期に周波数オークションを実施して5G向け周波数を正式に割当する予定で、正式に割当する周波数の有効期間が開始するまでは暫定的に割当した周波数の使用が可能である。
特定の場所ではカバレッジの確保のために第4世代移動通信システム(4G)で使用する周波数も5Gで使用する方針という。
通信速度は料金プランによって異なり、ONEでは下り最大150Mbps/上り最大15Mbpsに制限されている。
ONE(up)は下り最大1Gbps/上り最大65Mbpsに設定されており、5Gの商用化に伴い上りは最大40Mbpsから最大65Mbpsに変更した。
無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備はスウェーデンのEricssonから調達している。
ベルギーの移動体通信事業者としてはProximusが2020年4月1日に5Gを商用化したため、ベルギーで2番目に5Gを導入したことになる。
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