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韓国のLG U+がO-RAN準拠の5G検証を実施、楽天シンフォニーやNECも協力



韓国の移動体通信事業者(MNO)でLG U+として携帯通信事業を展開するLG UplusはO-RANの標準仕様を適用して第5世代移動通信システム(5G)の技術検証を実施したと発表した。

LG Uplusは韓国の首都・ソウル特別市の江西区に所在する同社の社屋でオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)を適用した5Gの技術検証を実施するための試験環境を構築し、提携各社と共同で技術検証に成功したと案内している。

技術検証では5Gの無線方式としてNR方式を採用し、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成で運用したという。

LG Uplusは第6世代移動通信システム(6G)など将来の携帯通信網でオープンRANは重要な技術になると認識しており、オープンRANに関する研究を進めている。

初期の段階ではオープンRANに関連した技術の完成度を検証することに注力している。

オープンRANに関する研究の一環でオープンRANの仕様策定を推進する標準化団体であるO-RAN Allianceで策定したO-RANの標準仕様に準拠した通信設備を使用して5Gの技術検証を実施することになった。

O-RANの標準仕様に準拠した場合は異なるベンダの子局と親局を接続できるため、様々なベンダを組み合わせて柔軟に携帯通信網を構築することが期待できる。

技術検証は管区のDASAN Network Solutions (茶山ネットワークソリューションズ)のほかに、楽天シンフォニーおよび米国(アメリカ)のAltiostar Networks、NEC Corporation (日本電気)、米国のIntel、米国のKeysight Technologiesなどと協力したことが公表されている。

技術検証に協力した各社の詳細な役割は発表していない。

ただ、LG Uplusが公開した情報からNEC Corporationは少なくとも基地局を構成する子局であるアンテナ一体型無線装置を供給したことが分かっている。

なお、Altiostar NetworksはRakuten Group (楽天グループ)の完全子会社である。

Rakuten GroupはAltiostar Networksを含めた通信用プラットフォームに関連した子会社や組織などをグループ内の事業組織である楽天シンフォニーに集約した。

楽天シンフォニーは日本で法人化することも決定している。

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