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ブラジルのAlgar Telecomが5Gを商用化、米州初のn40に



ブラジルの移動体通信事業者(MNO)であるAlgar Telecomは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2021年12月15日より一部の都市で5Gの提供を開始している。

まずはミナスジェライス州の2都市とサンパウロ州の1都市が5Gの提供エリアとなっている。

2022年第1四半期にはミナスジェライス州の4都市とゴイアス州の1都市でも5Gを整備する予定である。

なお、Algar Telecomはブラジル全土を整備の対象区域とする全国的な移動体通信事業者ではなく、ブラジルの一部を整備の対象区域とする地域限定の移動体通信事業者で、連邦区、ゴイアス州、マットグロッソ・ド・スル州、ミナスジェライス州、パラナ州、リオデジャネイロ州、リオグランデ・ド・スル州、サンタカタリーナ州、サンパウロ州が整備の対象区域となる。

すべての料金プランが5Gに対応したため、5Gを利用するために料金プランの変更は不要であるが、5Gの提供エリアで5Gに対応した携帯端末を使用スル必要がある。

5Gに対応した携帯端末は2機種のスマートフォンを用意しており、米国(アメリカ)のMotorola Mobility製のmotorola edge 20 liteおよびmoto g200 5Gから選択できる。

5Gの無線方式はNR方式で、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。

周波数および帯域幅はサブ6GHz帯の2.3GHz帯で40MHz幅を使用し、NR BandはFR1のn40である。

ブラジルでは2021年11月に周波数オークションで5G向け周波数の割当を実施しており、Algar Telecomはサブ6GHz帯で2.3GHz帯の40MHz幅と3.5GHz帯の80MHz幅、ミリ波(mmWave)で26GHz帯の1000MHz幅を取得した。

ただ、26GHz帯の5Gは対応した携帯端末がブラジルでは正規に流通しておらず、3.5GHz帯は既存の免許人と干渉の問題を解消後に使用できる。

そのため、2021年11月に取得した5G向け周波数では最も帯域幅が狭く、さらに3.5GHz帯の5Gより対応した携帯端末が少ない2.3GHz帯で先行して5Gを導入することになった。

ブラジルを含めた米州の国および地域の移動体通信事業者としてはn40の商用化は初めてである。

5Gの通信設備は中国のHuawei Technologies (華為技術)およびフィンランドのNokia Solutions and Networksを採用している。

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