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マレーシアのDigiが3Gの停波を延期



マレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるDigi Telecommunicationsは第3世代移動通信システム(3G)の停波を延期すると発表した。

当初の計画では2021年12月30日に3Gの停波を完了すると案内していたが、変更後の計画では2022年1月6日に3Gの停波を完了する計画である。

3Gの停波を延期する理由も公表しており、洪水の影響を考慮したという。

マレーシアでは西マレーシアのマレー半島で2021年12月17日から豪雨が続き、Digi Telecommunicationsの本社が所在するセランゴール州の州都・シャーアラムを含めた各地で深刻な洪水が発生した。

過去数十年で最も深刻な規模で、企業活動の中断や交通網の停止が報告されているほか、数万人が避難を余儀なくされている。

Digi Telecommunicationsの基地局をはじめとした通信設備も故障などの影響を受けている。

このようなマレーシアの状況を考慮して3Gの停波を延期することになった。

3Gの停波は段階的に実施しており、2021年12月6日にクランタン州、パハン州、トレンガヌ州、2021年12月13日にサバ州、2021年12月16日にジョホール州、ムラカ州、ヌグリ・スンビラン州で3Gの停波を完了した。

ただ、ケダ州、ペラ州、プルリス州、ペナン州では2021年12月20日から2022年1月3日に、マレーシアの首都・クアラルンプール連邦直轄領、プトラジャヤ連邦直轄領、セランゴール州では2021年12月22日から2022年1月6日に3Gの停波を完了する日程を変更している。

当初はサラワク州で2021年12月30日に3Gを停波し、マレーシア全土で3Gの停波を完了する予定となっていた。

そのため、3Gの完全な停波は2021年12月30日から2022年1月6日に延期したことになる。

東マレーシアのサラワク州は影響を受けていないため、3Gの停波を完了する日程に変更はない。

マレーシアの首相官邸は国家デジタルネットワークの行動計画に基づき2021年12月31日までに3Gの提供を終了するよう求めていたが、マレーシアの状況を考慮して3Gの停波の延期は許容する。

3Gの停波を完了後も第2世代移動通信システム(2G)および第4世代移動通信システム(4G)の運用は継続する。

第5世代移動通信システム(5G)は整備できないため、当面は4Gの整備に集中する計画である。

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