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ブラジルのClaroが5Gで2.3GHz帯を使用開始



ブラジルの移動体通信事業者(MNO)であるClaroは第5世代移動通信システム(5G)で新たな周波数の使用を開始した。

Claroは2.6GHz帯で5Gを商用化したが、5Gで新たに2.3GHz帯の使用も開始しており、通信速度を下り最大700Mbpsに高速化している。

5Gの無線方式はNR方式で、NR Bandは2.6GHz帯がFR1のn7、2.3GHz帯がFR1のn40となる。

ブラジルでは2021年11月に5G向け周波数を割当したが、Claroは早期に5Gを導入する目的で5G向け周波数の割当前に第4世代移動通信システム(4G)向け周波数で5Gを商用化することを決定した。

2020年7月14日に2.6GHz帯で5Gを商用化しており、Claroはブラジルを含めた南米で最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

4G向け周波数の2.6GHz帯ではすでに4GのLTE方式を導入しているが、動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を適用してNR方式も導入している。

ただ、5Gでも通信速度は4Gと同等にとどまるため、2021年11月に取得した5G向け周波数を活用して5Gの高速化を図る。

5G向け周波数は2.3GHz帯の50MHz幅、3.5GHz帯の100MHz幅、26GHz帯の200MHz幅を取得したが、3.5GHz帯は他用途と干渉の問題を解消する必要があり、26GHz帯は対応した端末がブラジルで正規に流通していない。

そのため、まずは2.3GHz帯を使用することになった。

2.3GHz帯の5Gは最初に連邦区およびサンパウロ州の州都・サンパウロ市で整備しているが、ブラジル全土で2.3GHz帯を取得しているため、将来的にはブラジル全土に拡大する計画である。

2.3GHz帯の次は3.5GHz帯を5Gで使用する計画で、3.5GHz帯の5Gでは1Gbps超の通信速度を実現する。

なお、Claroはブラジルで2番目にn40を導入した移動体通信事業者となった。

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