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KDDI向けの富士通製5G基地局が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

FUJITSU (富士通)製の基地局「N78 Massive MIMO 5G base station」が2021年11月25日付けでTelecom Engineering Center (TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は001-A18291である。

特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備であるため、サブ6GHz帯のTDDの5G-NR用基地局に該当することが分かる。

中心周波数は3750MHz、帯域幅は100MHz幅であるため、3700~3800MHzで動作する。

3700~3800MHzはKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が地域ごとに連携する1の者として第5世代移動通信システム(5G)の導入のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けた周波数である。

これまでに、FUJITSUは2020年12月1日付けの報道発表資料で同社が開発したオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)に対応した5Gの基地局を構成する無線装置がKDDIより採用されたことを発表している。

そのため、KDDI向けの5Gの基地局と考えられる。

5Gの無線方式はNR方式で、NR Bandは工事設計認証を受けた特定無線設備の名称の通りにFR1のn78となる。

出力は0.646~64.565Wとなっている。

また、大規模MIMO (Massive MIMO)に対応することも判明している。

FUJITSUは報道発表資料を通じて2021年度後半に提供を開始すると公式に案内しているため、2022年3月までにはKDDIに納入を開始すると思われる。

FUJITSUとしては初めて5Gの基地局をKDDIに納入することになる。

総務省

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