ワイモバイル向けと思われる5GスマホAndroid One S9 (S9-KC)がGCF通過
- 2022年01月21日
- SoftBank-KYOCERA, Y!mobile
SoftBank Corp.および同社の連結子会社であるWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)向けと思われるKYOCERA (京セラ)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「S9-KC」が2021年11月5日付けで英国(イギリス)のGlobal Certification Forum (GCF)の認証を通過した。
モバイルネットワークはLTE (FDD) B1/B2/B3/ B4/B8/B28B, LTE (TDD) B41/B42, W-CDMA I/II/VIII, GSM 900/1800/1900で認証を受けている。
S9-KCは未発表端末の型番である。
型番規則からSoftBankもしくはY!mobileのラインナップで展開するスマートフォンで、Android One S9として発表すると考えられる。
過去の傾向からAndroid OneシリーズのスマートフォンはY!mobileのラインナップで展開することが多いため、Y!mobile向けが有力と推測している。
GCFでは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式では認証を受けていないが、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)に対応すると記載しているため、NR方式にも対応することは決定的となっている。
NR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成ではアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に常時接続が必須で、EN-DCを適用してLTE方式にNR方式を追加して同時通信を行う。
そのため、EN-DCに対応することは、5Gに対応することを意味する。
なお、GCFははS9-KCに限らず一部の通信方式または周波数の認証を受けないことは少なくない。
基本的にGCFで認証を受けた周波数には対応するが、GCFで認証を受けた周波数が対応する全部の周波数とは限らない。
取り外し式のUICCに加えて消費者向け端末向けのリモートSIMプロビジョニング(RSP)および内蔵式のeUICCに対応することも判明している。
物理的なSIMカードに加えて内蔵式のeSIMにも対応することが分かる。
2021年11月5日付けで通過した認証の情報が公開されたため、遠くないうちに正式にS9-KCを発表すると推測できる。
Y!mobileのラインナップで普及帯の5Gに対応したスマートフォンとして展開すると思われる。
スポンサーリンク