ノキア製ローカル5G向けルータ5G13-12W-Aが技適通過
- 2022年01月23日
- Local 5G
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
フィンランドのNokia Solutions and Networks製のNR/LTE端末「5G13-12W-A」が2021年11月11日付けでTACOYAKIを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は020-210161である。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) n41/n79, LTE (TDD) B41で工事設計認証を受けている。
また、無線LANの周波数でも通過しており、2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。
5G13-12W-AはフィンランドのNokiaよりFastMile 5G Gateway 3.2日本モデルとして正式に発表されている。
FastMile 5G Gateway 3.2日本モデルは日本のローカル5G向けに設計および開発した据置型無線LANルータである。
2022年1月に発売する予定であることを公表している。
ローカル5Gを導入する事業者がローカル5Gで使用する端末として採用すると思われる。
5Gの無線方式はNR方式に対応しており、周波数は2.5GHz帯のn41および4.7GHz帯のn79を利用できることになる。
総務省はローカル5Gの周波数としてサブ6GHz帯では4.7GHz帯、ミリ波(mmWave)では28GHz帯の割当を実施したが、5G13-12W-Aはサブ6GHz帯のローカル5Gに限定して対応しており、ミリ波のローカル5Gには対応していない。
設計および開発はNokiaの子会社で認証取扱業者として機能するNokia Solutions and Networksが担当している。
Nokiaの商標を使用して展開する端末でもスマートフォンおよびタブレットはNokiaの子会社でフィンランドのNokia Technologiesとライセンス契約を締結した外部の会社であるフィンランドのHMD globalが展開しているが、据置型無線LANルータはNokiaが展開する。
端末の種別は異なるが、Nokiaとしては日本で約13年ぶりに端末を販売することになる。
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