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T-Mobile USA、サブ6の5Gキャリアアグリゲーションを全米に拡大



米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式で600MHz帯および2.5GHz帯の周波数を使用したキャリアアグリゲーション(CA)を米国全土に拡大したと発表した。

600MHz帯および2.5GHz帯のCAを実装すると通信速度を高速化できるため、600MHz帯および2.5GHz帯のCAを米国全土に拡大することで、米国全土で5Gの通信速度を高速化できる。

帯域幅は600MHz帯が最大で20MHz幅*2で、2.5GHz帯が最大で100MHz幅となるため、サブ6GHz帯の5Gでも100MHz幅を超える帯域幅で5Gを提供すると説明している。

T-Mobile USAはサブ6GHz帯の600MHz帯および2.5GHz帯、ミリ波(mmWave)の24GHz帯、28GHz帯、39GHz帯でNR方式を導入した。

NR Bandは600MHz帯がFR1のn71、2.5GHz帯がFR1のn41、24GHz帯がFR2のn258、28GHz帯がFR2のn261、39GHz帯がFR2のn260である。

FR2では最大で800MHz幅と広い帯域幅を使用して超高速通信を実現できるが、面的な5Gの整備が困難な周波数であるため、利用できる場所は限定的となっている。

一方、FR1の周波数は面的な5Gの整備で活用することができる。

n71は広範なエリアの整備に有利であるが、帯域幅は最大でも20MHz幅*2と狭いため、通信速度は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と同等にとどまる。

n41は最大で100MHz幅を使用して高速通信を実現できるほか、n71ほどではないが、広範なエリアの整備にも適している。

T-Mobile USAはカバレッジのn71と高速通信のn41を中心として米国全土で5Gを整備しており、n71とn41の両方を運用する場所は多いため、米国全土で広範にn71とn41のCAを導入して5Gを高速化することができた。

n71とn41のCAを利用するためには対応した端末を用意する必要があり、すでに複数の端末で利用できる。

対応した端末は順次拡大する計画である。

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