楽天モバイル、楽天回線4Gの人口カバー率が96%に

Rakuten Mobile (楽天モバイル)は楽天回線の第4世代移動通信システム(4G)の人口カバー率が96%に到達したと発表した。

Rakuten Mobileが移動体通信事業者(MNO)として携帯電話基地局を開設して整備する楽天回線において、4Gの無線方式であるLTE方式の人口カバー率が2022年2月4日に96%に到達したという。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)より2018年4月に認定を受けた第4世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画(1.7GHz帯周波数)では2026年3月末に人口カバー率が96%に到達する予定となっていた。

そのため、96%の人口カバー率は第4世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画(1.7GHz帯周波数)の予定から約4年の前倒しで達成したと案内している。

また、携帯電話基地局の高密度化を推進して品質の向上を目指すという。

Rakuten Mobileは2020年4月8日に移動体通信事業者として携帯電話サービスを正式に商用化した。

携帯電話サービスを商用化した当初は人口カバー率が23.4%で、商用化から2年足らずで人口カバー率を96%まで拡大したことになる。

なお、人口カバー率は屋外の携帯電話基地局による夜間人口に対する人口カバー率で、国勢調査に用いられる約500m区画で50%以上の場所で通信が可能なエリアをもとに算出している。

1.7GHz帯の周波数で帯域幅は20MHz幅*2の割当を受けているが、一部の地域では公共業務用無線局の終了促進措置を実施中であるため、5MHz幅*2で運用する状況となっている。

5MHz幅*2で運用する地域では終了促進措置の完了後に20MHz幅*2に拡張する予定である。

Rakuten Mobileの4GはLTE方式のBand 3で、20MHz幅*2を利用した場合に通信速度の理論値は下り最大400Mbps/上り最大75Mbpsとなる。

下りは4×4 MIMOおよび256QAMに対応した機種で最大400Mbps、上りは64QAMに対応した機種で最大75Mbpsとなり、通信速度の理論値は機種によって異なる。

詳細な4Gのエリアや機種の仕様などはRakuten Mobileの公式ウェブサイトで確認できる。

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