メキシコのTelcelが5Gを商用化、通信設備はEricssonとHuaweiを採用
- 2022年02月28日
- 海外携帯電話
メキシコの移動体通信事業者(MNO)でTelcelとして携帯通信事業を展開するRadiomovil Dipsaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年2月22日より5Gの提供を開始している。
まずはメキシコの首都・メキシコ市(メキシコシティ)を含めた18都市が5Gの提供エリアとなる。
5Gに対応した端末としては複数のスマートフォンを取り扱う。
中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製、中国のHonor Device (栄耀終端)製、中国のHuawei Technologies (華為技術)製、米国(アメリカ)のMotorola Mobility製、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製、中国のZTE (中興通訊)製のスマートフォンの一部で5Gを利用できる。
5Gの無線方式はNR方式を採用している。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、周波数範囲は3350~3450MHzの100MHz幅で、NR BandはFR1のn78となる。
当初は3450~3550MHzの100MHz幅を保有していたが、メキシコ当局と協議のうえで3350~3450MHzの100MHz幅に割当を変更した。
通信速度の理論値は下り最大2Gbps/上り最大150Mbpsとなる。
基地局を構成するRANの通信設備はスウェーデンのEricssonおよびHuawei Technologiesより調達しており、北部地域と南部地域で異なる。
北部地域ではEricssonを使用しており、南部地域ではHuawei Technologiesを使用する。
Radiomovil DipsaはメキシコのAmerica Movilの完全子会社である。
メキシコの移動体通信事業者としては2番目に5Gを商用化した。
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