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サムスン電子、米DISHに5G基地局を供給



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は米国(アメリカ)のDISH Networkの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるDISH Wirelessに第5世代移動通信システム(5G)の通信設備を供給すると発表した。

Samsung ElectronicsはDISH NetworkよりDISH Wirelessが構築する大規模な5G向けオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)ソリューションのベンダとして選定されたという。

DISH Wirelessに供給するオープンRANソリューションにはO-RANの標準仕様に準拠した仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)ソリューションや大規模MIMO (Massive MIMO)に対応した無線装置を含めた様々なO-RANの標準仕様に準拠した無線装置が含まれる。

無線装置が対応する通信方式および周波数も公表しており、通信方式は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式で、NR BandはFR1のFDDのn71、n66、n70、SDLのn29、TDDのn48およびn77に対応する。

DISH Wirelessは日本のFUJITSU (富士通)および台湾のMicroelectronics Technology (台揚科技)からも無線装置を調達するため、新たに採用が確定したSamsung Electronicsを含めて3社から無線装置を調達することになった。

なお、O-RANの標準仕様はオープンRANの仕様策定を推進する標準化団体であるO-RAN Allianceで策定した標準仕様のことである。

Samsung Electronicsは複数年にわたりDISH WirelessにオープンRANソリューションを供給し、DISH Wirelessが全米でSMART 5Gとして展開する5Gの構築に協力する計画という。

世界で実績があるSamsung Electronicsの製品を採用することで、早期に安定した携帯通信網を構築できると説明している。

また、Samsung ElectronicsとDISH Wirelessの協業はスマートフォンをはじめとする携帯端末にも拡大し、Samsung ElectronicsはSMART 5Gに対応した最先端の携帯端末を供給する。

すでにDISH WirelessはSamsung Electronics製のSamsung Galaxy S22を用いて5Gの試験を進めており、5Gの試験ではリファレンスプラットフォームとしてSamsung Electronics製の携帯端末を使用する。

2022年5月4日にはネバダ州のラスベガスで移動体通信事業者として商用化しており、エリアは順次拡大する予定である。

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