楽天モバイル、5Gを活用したFWAサービスを12月に開始へ

Rakuten Mobile (楽天モバイル)は第5世代移動通信システム(5G)を活用した固定無線アクセス(FWA)サービスの提供を2022年12月に開始することが分かった。

Rakuten Mobileの代表取締役チーフエグゼクティブオフィサー(CEO)およびRakuten Mobileの完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)の代表取締役社長を努めるタレック・アミン氏が海外のジャーナリスト向けに開催した電話会議で明らかにした。

電話会議では2022年12月に日本でFWAサービスの提供を開始する計画を共有した。

FWAサービスで使用する顧客構内設備(CPE)の輸送に少しの制約とサプライチェーンの問題が発生しているため、CPEの到着を待機中の状況と説明している。

Rakuten MobileのFWAサービスはサブ6GHz帯(Sub6)とミリ波(mmWave)の両方の周波数で提供する計画である。

特にミリ波の周波数で400MHz幅と広い帯域幅を保有することを強調しており、広い帯域幅と低価格の基地局の組み合わせはFWAサービスの計画を後押しするとの主旨の見解を述べたという。

Rakuten Mobileはすでに携帯電話サービスで5Gを商用化しており、5Gの無線方式としてNR方式を導入した。

NR方式の周波数はサブ6GHz帯の3.7GHz帯とミリ波の28GHz帯を使用し、NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77で、28GHz帯がFR2のn257となる。

FWAサービスでもn77とn257を使用することになる。

これまでに、Rakuten Mobile向けのCPEとしてはフィンランドのNokia Solutions and Networks製のRakuten Turbo5G (RCPN01)などが複数の認証機関に登場したことを確認できている。

ただ、最初に認証機関を通過してから1年以上が経過したため、商用のCPEとしては新たに異なる機種を用意することも十分に想定できる。

すでに5Gを活用したFWAサービスは日本の複数の携帯電話事業者が展開している。

NTT DOCOMOのhome 5G、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)のau ホームルーター 5G、SoftBank Corp.のSoftBank Airが相当する。

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