ソフトバンクがスマホ向けに5Gスタンドアローンを開始、Xperia 5 III (A103SO)が対応
- 2022年06月01日
- SoftBank-SONY
SoftBank Corp.はSoftBankの携帯通信サービスでスマートフォン向けに5Gスタンドアローンの提供を開始した。
5Gスタンドアローンは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のOption 2に準拠した5Gサービスである。
NR方式は5Gの要求条件を満たすために規定された無線方式で、NR方式が単独で動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成がSA構成のOption 2となる。
当初、RAN構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xで提供してきたが、2021年10月1日にはSA構成のOption 2も導入することになった。
5Gスタンドアローンは2021年10月1日より固定通信用途のSoftBank Airに限定して提供してきたが、2022年5月31日よりスマートフォン向けにも提供を開始している。
まずはSony製のXperia 5 III (A103SO)が5Gスタンドアローンに対応する。
ただ、ビルド番号が2022年2月28日に提供を開始した61.1.E.0.341以降のソフトウェアを適用するほか、5Gスタンドアローンに対応したUSIMカードである5G-USIMnanoが必要となる。
2022年5月31日以降に契約する場合は5Gスタンドアローンに対応したUSIMカードを提供し、2022年5月30日までに契約した場合はソフトバンクオンラインショップまたはソフトバンクショップで交換の手続きが必要で、交換の手続きは無償で受け付ける。
5Gスタンドアローンに対応したUSIMカードに交換しない場合は引き続きNSA構成のOption 3xで5Gサービスを利用できる。
また、5Gスタンドアローンに対応したUSIMカードに無償で交換した場合は5Gスタンドアローンに対応しないUSIMカードに再交換できないことに留意しておきたい。
日本の携帯電話事業者としてはSoftBank Corp.が初めてスマートフォン向けにSA構成のOption 2を商用化することになった。
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