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NTTドコモのGalaxy S22 Ultra SC-52Cはn1/n28も対応、技適で確認



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

NTT DOCOMO向けの韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SC-52C」が2022年1月6日および2022年2月1日付けでTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得していることが分かった。

工事設計認証番号は005-102925で、1回目と2回目の認証で変更はない。

携帯通信網はNR (FR1, FDD) n1/n28, NR (FR1, TDD) n78/n79, NR (FR2, TDD) n257, LTE (FDD) B1/B3/B19/B21/B28, LTE (TDD) B41/B42, W-CDMA Iで認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、超広帯域無線(Ultra Wideband:UWB)の周波数でも通過しており、無線LANは2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。

SC-52CはGalaxy S22 Ultra SC-52Cの型番で、NTT DOCOMOが2022年4月21日より販売を開始している。

工事設計認証は発売前に取得したが、情報の公開時期は設定できるため、発売から3か月弱も経過後に情報を公開し、工事設計認証で通過した周波数などが判明することになった。

NTT DOCOMOが公開した公式の仕様ではn1/n28は対応周波数に含まれていないが、工事設計認証ではn1/n28でも通過したため、ハードウェアとしてはn1/n28に対応していることが分かる。

NTT DOCOMOは将来的に700MHz帯や2.1GHz帯でも第5世代移動通信システム(5G)を導入する計画を公表しており、5Gの無線方式であるNR方式の導入を前提として、NR Bandは700MHz帯ではn28、2.1GHz帯ではn1として運用することになる。

すでにNTT DOCOMO向けのn1/n28に対応した基地局も工事設計認証を通過しており、一連の状況からNTT DOCOMOがn1/n28を導入することは事実上確定している。

SC-52CはNTT DOCOMOがn1/n28を導入する時期にソフトウェアのアップデートを実施してn1/n28に対応すると思われる。

総務省

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