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KDDI、通信障害に伴う返金を発表



KDDIは2022年7月2日の1時35分より長時間にわたり発生した通信障害に関して返金の対応を実施すると発表した。

通信障害は日本全国で2022年7月2日の1時35分から2022年7月4日の15時まで61時間25分にわたり継続し、長時間にわたり通信サービスを利用できない状態もしくは利用しづらい状態が発生していた。

影響数は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で音声通話を行うVoLTE (Voice over LTE)による音声通話が約2,278万人である。

LTE方式もしくは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式によるデータ通信が765万人以上となった。

返金は契約約款に基づく返金および通信障害のお詫びの返金の2通りを実施する。

契約約款に基づく返金はKDDIの顧客が271万人、KDDIの連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)の顧客が約7万人、合計で278万人が対象となる。

音声通話に限り契約している顧客で、通信障害の期間中に24時間以上連続してすべての通信サービスを利用できなかった状態もしくはそれと同程度の状態の顧客を対象に行う。

契約している料金プランの基本使用料などの2日分相当額を請求額から減算する。

通信障害のお詫びの返金はKDDIの顧客が3,589万人、Okinawa Cellular Telephoneの顧客が66万人、合計で3,655万人が対象となる。

対象は通信障害の期間中にスマートフォン、携帯電話、ホームプラス電話を契約していたすべての顧客である。

請求額から200円(税別)を減算して返金することになる。

いずれも2022年9月以降に請求額から返金額を減算する。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが展開するpovo2.0は基本使用料が0円であるため、返金に替えてデータトッピングを進呈して対応を行う。

進呈するデータトッピングはデータ通信容量が1GBで、有効期間は3日間となる。

返金の対象となる顧客は2022年8月中旬以降に確定し、2022年8月中旬以降よりSMSまたは請求書などで順次案内する予定である。

ホームプラス電話などSMSを受信できない場合や法人の顧客は2022年9月以降の請求書で確認するよう求めている。

KDDIは再発防止策の徹底を図るとともに、安定的な運用に向けて取り組むと表明している。

KDDI

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