サムスン電子が2022年Q2の業績を発表、プレミアムスマホは販売増加
- 2022年07月29日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は2022年第2四半期の業績を発表した。
2022年6月30日に終了した3か月間となる2022年第2四半期の連結売上高は前年同期比21.3%増の77兆2,000億韓国ウォン(約7兆8,942億円)、当期純利益は前年同期比15.3%増の11兆1,000億韓国ウォン(約1兆1,350億円)となった。
業績の発表に伴い部門および事業部ごとの業績も公表している。
Device eXperience (DX)部門の売上高は前年同期比22.1%増の44兆4,600億韓国ウォン(約4兆5,460億円)である。
このうちモバイル・エクスペリエンス事業部およびネットワーク事業部の合計が前年同期比29.4%増の29兆3,400億韓国ウォン(約3兆円)で、このうちモバイル・エクスペリエンス事業部が前年同期比30.7%増の28兆韓国ウォン(約2兆8,640億円)となった。
モバイル・エクスペリエンス事業部は部品の供給に係る問題が解消したほか、スマートフォンなどでプレミアムモデルの新製品の販売が増加したことが貢献して堅調に成長したという。
ネットワーク事業部は営業活動と新たな事業機会の追求を継続した結果としてわずかながら成長し、米国(アメリカ)では最新の主要な顧客として米国の移動体通信事業者(MNO)であるDISH Wirelessが加わることになった。
また、営業利益はDX部門の全体では前年同期比30.4%減の3兆200億韓国ウォン(約3,087億円)で、このうちモバイル・エクスペリエンス事業部およびネットワーク事業部の合計では前年同期比18.9%減の2兆6,200億韓国ウォン(約2,678億円)を記録した。
Samsung Electronicsは2022年より部門の再編を行い、IT&Mobile Communications (IM)部門とConsumer Electronics (CE)部門を統合してDX部門を新設している。
なお、携帯通信関連事業を中心とするIM部門には無線事業部およびネットワーク事業部が含まれていた。
無線事業部はモバイル・エクスペリエンス事業部に名称を変更したが、事業範囲は名称の変更前後で変わりなく、主にスマートフォンを含めた携帯電話を中心とする携帯端末事業などを事業範囲とする。
ネットワーク事業部は名称および事業範囲に変更はなく、基地局を構成する無線装置など通信事業者向け通信設備に関する事業を行う。
基本的に端末がモバイル・エクスペリエンス事業部、基地局がネットワーク事業部の管轄となる。
2022年第3四半期の取り組みとしてはモバイル・エクスペリエンス事業部では折り畳めるフォルダブルディスプレイを搭載したフォルダブルスマートフォンを発表する計画を発表している。
ネットワーク事業部では国際展開を拡大する計画である。
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