マレーシアのCelcom Axiataが5Gを開始
- 2022年11月03日
- 海外携帯電話
マレーシアのAxiata Groupの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるCelcom Axiataは第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始した。
Celcom Axiataは2022年11月1日より5Gを提供している。
既存の10種類のポストペイドプランもしくはプリペイドプランのCelcom Xpaxに加入した個人顧客および法人顧客が5Gを利用できる。
対象の料金プランに加入した場合は自動で5Gが有効となるため、申し込みなど加入者側の手続きは必要ない。
2022年11月1日から2022年12月31日までは追加料金なく5Gを利用できる。
2023年1月1日以降の料金に関しては案内しておらず、決定次第案内する予定である。
5Gを利用するためにはSIMと携帯端末の両方が5Gに対応することが前提となる。
SIMは第4世代移動通信システム(4G)に対応した物理的なSIMカードもしくはeSIMで5Gを利用できる。
5Gに対応した携帯端末でも設定で5Gが有効であることを確認し、必要に応じて設定を変更するよう求めている。
マレーシア政府は5Gの整備で単一卸売網を採用しており、マレーシア政府が設立した卸売専業の移動体通信事業者であるDigital Nasionalがマレーシアで唯一の5Gを整備できる移動体通信事業者となっている。
Celcom Axiataは5Gを整備できないため、Digital Nasionalから5Gの卸提供を受けてCelcom Axiataの加入者に5Gを提供することになる。
なお、Digital Nasionalに対する資本参加は許可しており、Celcom AxiataはDigital Nasionalの株式の12.5%を取得する予定である。
5Gのエリアに関してはDigital Nasionalが公開する情報を参照するよう求めている。
Digital Nasionalは5Gの無線方式としてNR方式を採用した。
5Gの無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備はDigital Nasionalが構築、所有、運用する。
RANの通信設備はスウェーデンのEricssonが供給している。
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