札幌市でNURO Wireless 5G向けローカル5G免許取得、北海道初の商用のローカル5G免許に
- 2022年11月04日
- Local 5G
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の北海道総合通信局はSony Wireless Communicationsが申請したローカル5Gの基地局および陸上移動局の開設に関して免許を付与したと発表した。
北海道総合通信局は2022年10月28日付けでSony Wireless Communicationsにローカル5Gの基地局および陸上移動局の免許を付与している。
なお、陸上移動局は包括免許となっている。
無線局の目的は電気通信業務用で、設置場所は北海道札幌市中央区である。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の4.7GHz帯を使用する。
ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入できる。
NR BandはFR1のn79として運用することになる。
建物設備上の都合で光ケーブルを敷設できない集合住宅向けにローカル5Gを使用してインターネット接続サービスを提供する計画である。
Sony Wireless Communicationsはローカル5Gを使用した集合住宅向けのインターネット接続サービスとしてNURO Wireless 5Gを提供している。
そのため、札幌市中央区でNURO Wireless 5Gを提供するためにローカル5Gの免許を取得したと考えられる。
Sony Wireless CommunicationsはSony Groupの完全子会社である。
NURO Wireless 5Gは2022年4月1日に商用化した。
これまでに、NURO Wireless 5G向けと思われるローカル5Gの免許は埼玉県、東京都、神奈川県、大阪府、福岡県で取得したことが判明しており、北海道では初めてとなる。
北海道総合通信局は北海道を管轄しており、北海道総合通信局管内で商用のローカル5Gの免許を付与する事例は初めてと案内している。
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