マカオの中國電信(澳門)が5Gを商用化
- 2022年12月23日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Telecom (中国電信)の子会社でマカオ特別行政区の移動体通信事業者であるChina Telecom (Macau) (中國電信(澳門))は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
China Telecom (Macau)は2022年12月23日より5Gの提供を開始している。
まずは一部のポストペイドプランで5Gを利用できる。
5Gに対応した料金プランとして5G両地通および5G三地通を用意する。
前者はデータ通信と音声通話をマカオ特別行政区および中国本土で共有、後者はデータ通信と音声通話をマカオ特別行政区、中国本土、香港特別行政区で共有する料金プランとなる。
5Gの無線方式としてはNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成のデュアルモードとなる。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の3.5GHz帯である。
詳細な周波数範囲は3400~3500MHzで、帯域幅は100MHz幅を使用している。
NR BandはFR1のn78として運用する。
5Gの通信速度は下り最大1.34Gbps/上り最大140Mbpsとなっている。
マカオ特別行政区の移動体通信事業者はChina Telecom (Macau)を含めた4社が存在するが、5Gの免許はChina Telecom (Macau)およびCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)の2社が取得したため、5Gは2社に限り導入できる。
Companhia de Telecomunicacoes de Macauはマカオ特別行政区で最初に5Gを商用化しており、China Telecom (Macau)はマカオ特別行政区で2番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
マカオ特別行政区で5Gを導入できる移動体通信事業者は全社が5Gを商用化したことになる。
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